昔よく懐かれていて、実の兄を差し置いて遼太郎のことを『お兄ちゃん』と呼んでいた。
小さい頃は我が強く周りを振り回して遼太郎たちに迷惑をかけていたが、
今は性格が落ち着きその頃の記憶は自身にとって黒歴史になっている。
「い、いまさらお兄ちゃんなんて……恥ずかしくて呼べないし」
東金 望愛
遼太郎が転入した羽生学園2年C組のクラス委員長。
クラスメイトたちから慕われている一方、どこか抜けていて危なっかしい一面もあり、
放っておけない気持ちにさせられてしまう。
図書委員会に所属しており、放課後は図書室で司書代わりとしていることが多い。
「次の移動教室、一緒に行かない?」
陣内 莉佳子